それは、2歳か3歳の誕生日のころに、よく始まります。真っ暗な部屋でも穏やかに眠っていた同じ子が、急にドアを開けておくことを求め、次は廊下の明かり、そしてあなたがそばにずっと座っていることを求めるようになります。暗闇が、まるで一夜にして「怖いもの」に変わってしまったかのようです。
ここでは、安心していただける事実と、実際に効果のある方法をご紹介します。
なぜこの恐怖が現れるのか(成長のスケジュールどおりに)
暗闇への恐怖が現れるのには、発達上のはっきりとした理由があります。それは、想像力が、論理的な思考よりも先に育つからです。2歳から3歳ごろにかけて、子どもは「そこにないもの」を思い描けるようになります。これは素晴らしい認知的な飛躍です。しかし、「あの影は自分のガウンにすぎない」と自分に言い聞かせる力は、それよりずっとあとに育ちます。その間の時期には、想像力が暗い部屋を埋め尽くし、論理はまだそれを空っぽにする力を持っていないのです。
つまり、暗闇を怖がる幼児は、後退しているわけではありません。心が、ブレーキよりも先に新しい力を手に入れただけなのです。
効果がないもの(誰もが一度は試したことがあるはずです)
- 論理で説き伏せる 「ほら、何もないでしょう?」——これは、まだ戦う準備ができていない論理的思考のシステムに、勝負を挑ませているようなものです。
- 軽く受け流す 「そんなの怖くないでしょ、大きい子は怖がらないよ」。恐怖はそのまま残り、そのうえ孤独にもなってしまいます。
- からかいやプレッシャー 恐怖に恥ずかしさが加わっても、勇気にはなりません。隠れた恐怖になるだけです。
- 完全な譲歩 子どもを完全に自分のベッドに移してしまったり、すべての照明をつけっぱなしにしたりすると、「暗闇は本当に危険なものだ」というメッセージを伝えてしまいます。
目指すべきは中間の道です。「怪物」を真剣に扱うのではなく、「気持ち」を真剣に受け止めることです。
効果のあること
- 名前をつけて、当たり前のことだと伝える 「暗闇が怖いんだね。あなたくらいの年の子は、みんなそう感じるものだよ。ママ(パパ)も昔はそうだったよ」。理解されることが、最初の安心につながります。
- 切り替えるのではなく、徐々に暗くする 明るい青白色ではなく、温かいアンバー色のやわらかい常夜灯を、階段の一段目として使いましょう。1週間ごとに、少しずつ暗くしていきます。
- 役割を与える 恐怖は、子どもが隠れるのではなく、自分から行動するときに小さくなっていきます。「見張り役のクマさん」を布団に入れてあげる、「安心を包み込んでくれる」特別な毛布を持たせる、といった工夫が効果的です。
- 習慣を大切に守る 予測できることは、驚きに備えた心への何よりの対処法です。毎晩、同じ手順を、同じ順番で。しっかりとした習慣は、対策の半分を占めています。
- 昼間のうちにリハーサルする 昼間のうちに、暗めの部屋で懐中電灯を使ったかくれんぼや影絵遊びをしてみましょう。子ども自身のペースで、暗闇が馴染みのある場所になっていきます。
物語による視点の転換:被害者からヒーローへ
ここに、多くの親御さんが見落としている道具があります。物語は、小さな子どもが安全に人生をリハーサルする手段だということです。暗闇についての物語を聞く子どもは、ただ楽しんでいるだけではありません。あなたの膝の上という安全な場所から、練習をしているのです。
効果のある視点転換は、決して「暗闇には何もいないよ」ではありません。そうではなく、「暗闇はやさしいもので、あなたは勇敢だ」というものです。暗闇は、空がみんなを抱きしめてくれているようなもの。影は、恥ずかしがり屋の友だち。星は、空がその子のためだけにつけてくれる常夜灯。
そして、この物語の中で最も強力なバージョンは、その勇敢な子ども自身が主役であるものです。自分の名前、自分の顔、そして夕方の暗闇に対する小さな勝利。自分自身が投影された物語は、どんな一般的な物語よりも深く心に響きます(その心理についてはこちら)。暗闇と友だちになる自分自身を「見た」子どもは、その姿を胸に眠りにつくことができます。
これこそ、Bedtime Stories by Lumaがまさに作り出しているものです。一枚の写真から、お子さんが暗闇はやさしい友だちだと少しずつ気づいていく30秒のアニメーション物語を作ります。「シャドウ・フレンド」といったテーマは、まさにこの恐怖のために書かれたものです。物語の文章は無料でプレビュー・編集ができるので、お子さん特有の心配ごとに合わせて、一言一言を調整することができます。
専門家に相談すべきタイミング
暗闇への恐怖は自然なことですが、苦しみは違います。恐怖が6歳を過ぎても強く続く場合、夜驚症や繰り返す悪夢を伴う場合、恐ろしい出来事のあとに現れた場合、あるいは何週間も家族全員の睡眠を乱している場合は、かかりつけの小児科医に相談してください。早めに助言を求めることは、負けではなく、賢明な判断です。
よくある質問
常夜灯は使ったほうがいいですか?
役に立つのであれば、はい。低めの位置に置いた、温かみのあるアンバー色の、やわらかな明かりを選びましょう。目標は、心地よい暗闇へ向かうための階段の一段であって、部屋を常時明るくしておくことではありません。
「怪物がいないか」ベッドの下を確認したほうがいいですか?
子どもが求めたときに、一度だけ、さらりと確認するのは構いません。断ると「見るのも怖いくらい大変なこと」と受け取られてしまう可能性があります。ただし、毎晩の点検の儀式にはしないでください。それは、恐怖に「約束された出番」を与えてしまうことになります。
この時期はどれくらい続きますか?
ほとんどの子どもにとって、強い恐怖の時期は数か月続きますが、数年も続くことは稀です。論理的思考が想像力に追いつくにつれて薄れていき、多くの場合は6歳になる前に落ち着きます。温かく向き合うことで、「自分の気持ちは真剣に受け止めてもらえる」という感覚が、子どもの中に残ります。
